Substack は、メールマガジン、ブログ、コミュニティ、課金をひとつにまとめられる発信プラットフォームです。最近は「X だけに頼らない発信先を持ちたい」「note とメルマガの中間のような場を作りたい」という相談の中で、名前が挙がることが増えています。
ただし、初心者がいきなり有料化や独自ドメインから入ると、運用が重くなりがちです。この記事では、公式情報をもとに、まず無料で始めて、30日で発信の型を作る手順とルールを整理します。
この記事を読むとわかること
- check_circleSubstack がブログやSNSと何が違うのか
- check_circle初心者が最初に決めるべき発信テーマと設定項目
- check_circle最初の1本を公開するまでの具体的な手順
- check_circleNotes、有料化、独自ドメインでつまずかないルール
読者フィルター
向き:個人名や会社名で、継続的に知見・考え・ニュース解説を届けたい人。
向かない:単発のキャンペーンLP、短期広告、検索流入だけを狙う記事量産メディア。
Substackは「記事を書く場所」だけではない
Substack 公式は、文章だけでなく音声・動画などでも発信でき、無料公開と有料購読を選べると説明しています。また、ブロガー向けページでは「Web とメールに公開できる」と案内されています。つまり、単なるブログというより、読者リストを育てながら発信する場所と見るほうが近いです。
| 見方 | Substackでできること | 初心者の判断 |
|---|---|---|
| ブログ | Web上に記事を公開する | 検索される資産として残す |
| メールマガジン | 購読者に新着を届ける | SNSに流されない接点を作る |
| SNS | NotesやRecommendationsで発見される | 記事外の短文発信も使う |
| 課金 | 無料記事と有料購読を分けられる | 最初は無料で検証する |
始める前に、3つだけ決める
Substack は始めるだけなら簡単です。だからこそ、最初に「誰に、何を、どの頻度で届けるか」を決めないと、数本で止まりやすくなります。最初から完璧なコンセプトは不要ですが、最低限の枠は作っておきましょう。
開始前チェック
- check_circle読者:同業者、顧客候補、採用候補、既存顧客のどれを主に想定するか
- check_circleテーマ:毎週10本タイトル案を出せるくらい、話題が続く領域か
- check_circle約束:「毎週火曜に1本」「月2回深掘り」など、守れる頻度にする
おすすめは、最初の30日は有料化を考えず、無料記事だけで「このテーマなら続けられるか」「読者が反応するか」を見ることです。最初の目的は収益ではなく、発信の筋トレと読者リスト作りです。
アカウント作成から初期設定までの手順
Substack のHelp Centerでは、サインアップ時に handle を選び、その handle が substack.com/@handle というプロフィールURLになると説明されています。後で変えられる項目もありますが、名前とURLは最初に落ち着いて決めたいところです。
| 順番 | やること | 初心者向けルール |
|---|---|---|
| 1 | アカウント作成、handleを決める | 長すぎず、他SNSと近い表記にする |
| 2 | プロフィール名、bio、リンクを設定 | 何者か、何を書くかを1文で伝える |
| 3 | Publisher dashboardを開く | 投稿、下書き、設定の場所を確認する |
| 4 | 通知、コメント、いいね、Restack設定を確認 | 交流を受ける前提ならオン、静かに始めたいなら控えめにする |
| 5 | 公開範囲とプロフィール表示を確認 | 最初は公開前提で、見られて困る情報を書かない |
最初の1本は「宣言記事」にする
最初の記事で大作を書こうとすると、公開までが重くなります。Substack 公式の開始ガイドでも、ローンチは支援者を呼び込み、興奮や注目、購読を生む大事な瞬間として扱われています。初心者は、まず短い宣言記事で十分です。
最初の記事テンプレート
- check_circleなぜこのSubstackを始めるのか
- check_circle誰に向けて書くのか
- check_circleどんなテーマを扱うのか
- check_circleどれくらいの頻度で届ける予定か
- check_circle読者にどう参加してほしいか
目安は800〜1,200字です。自己紹介、発信テーマ、今後の予定が伝われば十分です。公開後は、X、Facebook、LinkedIn、既存のメールリスト、LINEなど、すでに接点のある場所で案内します。
読者を増やすには、記事外の動きも設計する
Substack の特徴は、記事を置いて終わりではなく、プラットフォーム内の発見や相互紹介があることです。公式の成長機能ページでは、Recommendations、Referrals、Substack Network が紹介され、プラットフォーム全体の有料購読の25%をSubstack Networkが生んでいると説明されています。
| 機能 | 何に効くか | 最初の使い方 |
|---|---|---|
| Notes | 短文で考えや更新を出す | 記事の要点を1日1つ投稿する |
| Recommendations | 他の発信者との相互紹介 | 本当に読んでいる媒体だけ推薦する |
| Referrals | 読者経由の紹介 | 既存読者に紹介しやすい説明文を用意する |
| App | 新着キューと発見フィード | 自分の読者としての体験も確認する |
注意したいのは、Notes が「内輪SNS」ではなく公開プロフィールに残る発信である点です。Help Centerでも、Notesはプロフィールに表示され、公開されると説明されています。気軽さはありますが、会社名や個人名で運用するなら、発言ルールは最初に決めておきましょう。
有料化と独自ドメインは、焦らなくていい
有料購読はSubstackの大きな魅力です。公式ページでは、クリエイターは売上の90%を受け取り、別途クレジットカード手数料が差し引かれると説明されています。ただ、初心者が最初から有料化を前面に出すと、何を無料で届け、何を有料にするかが曖昧になりやすいです。
| 項目 | 公式情報で確認したこと | 初心者向け判断 |
|---|---|---|
| 有料購読 | 売上の90%を受け取り、カード手数料は別 | 無料記事10本後に検討する |
| Pledges | 将来有料化した時の支援意思を集められる | 需要確認として使う |
| 独自ドメイン | 一度きりの50ドル費用、設定に最大36時間の場合あり | 発信が続いてからで十分 |
| サブドメイン | wwwなどのサブドメインでホストする必要がある | DNS設定が苦手なら後回しにする |
会社や個人事業で使う場合も、最初の優先順位は「見た目」より「継続」です。独自ドメインやデザインを整える前に、読者が待ってくれるテーマかどうかを確かめるほうが、失敗しにくくなります。
最初の30日プラン
実務では、30日を「設計」「公開」「改善」の3段階に分けると進めやすいです。毎日投稿を目指すより、毎週1本を守るほうが、初心者には向いています。
Day 1-3 : 読者・テーマ・頻度を決める Day 4-7 : handle、プロフィール、bio、通知設定を整える Day 8-10 : 宣言記事を書く、公開する、既存SNSで案内する Day 11-20 : 週1本の記事 + Notesで短い補足を出す Day 21-27 : 反応があったテーマ、質問、読了後コメントをメモする Day 28-30 : 次の4本のタイトルを決め、無料継続か有料化準備か判断する
i-Styleとしては、Substackは「発信ツール」よりも「読者との関係を育てる仕組み」と捉えています。だから最初に見るべき数字は、PVよりも、返信・コメント・購読継続・次に読みたいテーマです。読者の反応を見ながら改善できる会社ほど、Substackの良さを活かしやすいはずです。
まとめ
- check_circleSubstackはWeb公開、メール配信、Notes、課金を組み合わせられる発信基盤です
- check_circle初心者は、最初に読者・テーマ・頻度を決めると継続しやすくなります
- check_circle最初の1本は宣言記事で十分です。大作より公開を優先しましょう
- check_circleNotesやRecommendationsは便利ですが、公開プロフィールに残る前提で運用ルールを決めます
- check_circle有料化や独自ドメインは、無料記事を続けて読者の反応を見てからでも遅くありません
発信を続けるうえで一番大切なのは、ツールの多機能さを使い切ることではなく、読者にとって「次も読みたい」と思える約束を守ることです。Substackを始めるなら、まず30日だけ、小さく、丁寧に続けてみる。この順番が一番現実的です。
発信設計やWeb活用を一緒に整理します
Substack、note、ブログ、SNS、メール配信のどれを使うべきかは、目的と運用体制によって変わります。i-Styleでは、発信の導線設計、AIを使った記事制作フロー、問い合わせにつながるWeb設計まで一緒に整理できます。
お問い合わせページへ arrow_forwardまずはチャットボットで相談できます
「自社ならSubstackとブログのどちらが向いているか」「発信テーマをどう決めるか」を軽く確認したい方は、i-Styleサポートデスクbotもご利用ください。問い合わせ前の整理にも使えます。
i-Styleサポートデスクbotで相談する arrow_forward参考リンク
How to start a Substack(Substack / 確認日: 2026年5月11日)
How can I publish on Substack?(Substack Help Center / Updated 1 month ago)
Grow your audience on Substack(Substack / 確認日: 2026年5月11日)
Start a paid newsletter on Substack(Substack / 確認日: 2026年5月11日)
How do I set up my custom domain on Substack?(Substack Help Center / Updated April 29, 2026)
関連記事