「プログラミングができないから、業務ツールは作れない」── 少し前まで、当たり前の認識でした。今はその前提が、かなり崩れてきています。
結論から言うと、ちょっとした業務ツールなら、AI と会話するだけで作れるようになりました。実際に i-Style も、社内で使うツールの多くを、この方式で作っています。今日はその話を、具体例を交えて共有します。
この記事を読むとわかること
- check_circle「業務ツールの作り方」の選択肢が、この数年でどう変わったか
- check_circlei-Style が実際に作って運用している 3 つの AI 業務ツール
- check_circleAI でツールを作るときに、コーディング能力より大事なこと
- check_circle今週から始められる、最初の一歩
「業務ツールの作り方」の選択肢がひとつ増えた
5 年前まで、業務ツールを作る選択肢は、おおむね 3 つでした。
| 方法 | 初期コスト | 柔軟性 |
|---|---|---|
| 既製 SaaS を買う | 低〜中 | 低(用意された機能に縛られる) |
| エンジニアに外注する | 高(数十万〜) | 高 |
| Excel マクロで頑張る | 低 | 中(作った人しか保守できない) |
| AI に作ってもらう | 低(月数千円) | 高(会話で修正できる) |
最後の行が新しい選択肢です。月数千円の AI サブスクリプションひとつで、かなりのところまで作れるようになりました。しかも、気に入らなければ会話で直してもらえます。これが現在地です。
実際にやってみた 3 つの例
「本当に動くの?」という疑問があると思うので、i-Style が実際に運用しているものを 3 つ紹介します。
例 1:問い合わせメールを自動で振り分け
受信した問い合わせを、件名と本文から「見積依頼」「一般質問」「営業メール」に自動分類する仕組みです。Google Apps Script(GAS)と AI API を組み合わせただけ。コードは、ほぼ全部 AI に書いてもらいました。
結果、毎朝の「メール仕分け」がほぼゼロになっています。
例 2:請求書 PDF の中身を読み取って一覧化
クライアントから届く請求書 PDF を、金額・日付・項目別に自動で表にまとめる仕組みです。これも「こういう PDF があって、こうしたい」と AI に伝えるだけで、動くコードが返ってきました。
月末の経理作業が、半日から 30 分になりました。
例 3:FAQ 対応のチャットボット
これは自社サービスの Chatta を使いました。よくある質問のパターンを登録するだけで、24 時間対応のボットができあがります。コードは 1 行も書いていません。
i-Style のサイトにも埋め込んであって、右下のチャットアイコンから実際に触れます。
AI でツールを作るときに、一番大事なこと
3 つの事例で共通していたのは、「コーディング能力が必要なかった」ということです。必要だったのは、もっと手前のことでした。
AI にツールを作らせるとき、本当に必要な 3 つのこと
- check_circle何を自動化したいか(目的)
- check_circleいまはどんな手順でやっているか(現状)
- check_circleどこまでできれば満足か(ゴール)
この 3 つを言語化できる人が、AI 時代は強いです。逆に、ここが曖昧なままお願いすると、ふわっとしたものしか返ってきません。AI は「何でもやってくれる存在」ではなく、依頼の輪郭を描ける人の能力を増幅する存在、というのが使ってみての実感です。
今週から始められる、最初の一歩
やってみたい方に、具体的な最初のステップを 3 つだけ。
- check_circle今週の業務の中で、「一番めんどくさい繰り返し作業」を 1 つだけ選ぶ
- check_circleその手順を、小学生にも伝わるレベルで書き出す
- check_circleそれを AI に貼り付けて「これを自動化したい。どんな方法がある?」と聞く
この 3 ステップを踏むだけで、かなりの人が「あ、できそう」という感触を持ちます。完璧なものを目指さず、まずは雑でいいので動かしてみる。これが一番早いです。
まとめ
- check_circle業務ツールを作る選択肢に「AI に作ってもらう」が加わった
- check_circle月数千円の AI サブスクリプションで、そこそこ本格的なツールが動く
- check_circle大事なのは、コーディング能力より「やりたいことの言語化能力」
- check_circle一番めんどくさい 1 業務を選んで、今週試してみる
社内の業務自動化、i-Style が伴走します
「AI で自作したいけど、何から手を付けたらいいか分からない」「手順の言語化のところから一緒にやってほしい」── そんなときは、i-Style にご相談ください。ノンプログラマーの方と一緒に、使える形まで設計します。
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